愛国学園短期大学

保護者の皆様

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛国学園短期大学

学長　平尾　和子

ご挨拶

 

　保護者の皆様、お嬢様のご入学、誠におめでとうございます。

　本学では、４月７日入学式を無事に終えることができ、８日から授業を開始いたしました。コロナ禍の状況であり、せっかくの入学式にご列席いただくことができず、申し訳なく思っております。

　本学は、昭和３７年（１９６２年）に開校し以来６０周年を迎えます。その間、「社会人としては豊かな知識と技術とをもって経済的に独立し、家庭人としては美しい情操と強い奉仕心とをもって一家幸福の源泉となる、健全な精神とをそなえた女性の育成を目的とする」という本学の建学の精神ならびに校訓「親切正直」に則った女子教育に努めてまいりました。

　近年では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響があり、多くの大学ではオンラインを中心とする授業が行われていますが、本学では、一貫して対面授業を実施してまいりました。これは、家政科の学修には、実験・実習による授業が必須であり、教育効果を高めるためのものです。授業の実施に当たりましては、本学独自の感染症対応マニュアルを策定し、教職員が感染症対策をしっかりとった上で、体調記録表への記録、授業開始前の机等の消毒など対応しております。感染症は未だ収束の気配を見せておりませんので、これからもお嬢様方と教職員が共に対策をしていくことによって、対面授業を維持していきたいと思います。

　さて、本学では、充実したカリキュラムの策定、専門教員を確保し、学生の皆さんに自分の考えを述べるだけでなく、他者に配慮するコミュニケーション能力に富んだ自主性を持つ女性を輩出する教育をしております。昨年度は、１月に学修成果発表会を初めて実施しました。これは、全学生を対象として１年次と２年次に学修した科目の発表を行うもので、自己のプレゼンテーション能力の涵養のみならず、他学年や他専攻の発表を見ることでより理解を深める効果も期待してのものでした。保護者の参観もいただき、お嬢様の成長を実感し、本学について理解を深めていただけたと思います。今年度も開催を予定しておりますので、学校公開日と併せてぜひご参加ください。

　感染拡大の影響など、お嬢様や保護者の皆様は不安に感じる事があるかと思います。お嬢様に対しましては、担任教員による相談、学生相談室のケア、学長面談などきめ細かい体制をとっております。また、保護者の皆様も少しでも不安を感じられましたら、担任の先生や学生相談室に相談してください。なお、新型インフルエンザやインフルエンザなどの感染症に感染した場合や、濃厚接触者となった場合はきめ細かな対応をいたしますので、すぐに事務局（03-3658-4114）にご連絡ください。

　短期大学は、基本２年間という短い教育期間となっておりますが、入学された皆さまが安心してキャンパス生活を送ることができるように、また実力を持って卒業し、社会で活躍できますように全力を上げてサポートしてまいります。

　本学の教育、ならびに運営にご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

以上