2026年04月20日
【時間栄養研究成果のお知らせ】~オートミールの「種類・調理法」で血糖値の抑え方が変わる~
- 古谷彰子
- 柴田重信
- 食物栄養専攻
国際学術誌に論文掲載決定!~オートミールの「種類・調理法」で血糖値の抑え方が変わる~
本学の柴田重信特任教授、増冨裕文特別研究員、古谷彰子准教授と食物栄養専攻の学生が参加した共同研究が、食品科学分野の国際学術誌「Food Science & Nutrition」(Wiley刊行)への掲載が決定しました。
本学の柴田重信特任教授、増冨裕文特別研究員、古谷彰子准教授と食物栄養専攻の学生が参加した共同研究が、食品科学分野の国際学術誌「Food Science & Nutrition」(Wiley刊行)への掲載が決定しました。
「朝ごはんにオートミールを食べると、食後の血糖値の上昇をおさえられるか? そして、昼ごはんの血糖値にまで良い影響がつながるか?」を調べた研究です。ポイントは「オートミールにも種類がある」こと。今回は3種類のオーツ製品(フルーツグラノーラ・ベイクドオートミール・炊いたオーツ麦)を比較しました。
実験の結果、3種類すべてが白米と比べて食後血糖値の上昇をおさえることがわかりました。フルーツグラノーラとベイクドオートミールは「低GI食品」、炊いたオーツ麦は「中GI食品」に分類されました。
ところが面白いことに、朝食に炊いたオーツ麦を食べたグループだけが、4時間後の昼食後の血糖値の上昇もおさえられることがわかったのです。これは「セカンドミール効果」と呼ばれる現象で、1回の食事の影響が次の食事にまで続く効果です。
GI値が低いフルーツグラノーラやベイクドオートミールにこの効果が見られなかった理由のひとつとして、これらは牛乳と一緒に摂取しており、炊いたオーツ麦とは食べ方の条件が異なっていました。また、炊いたオーツ麦は3種類の中で食物繊維やβ-グルカンの含有量が最も多く、粒の構造もそのまま保たれているため、こうした違いがセカンドミール効果に影響した可能性が考えられます。
本研究はカルビー株式会社との共同研究として実施されました。本学からは、倫理審査・研究デザインの立案・実験の実施・データ解析・論文執筆に教員・学生が携わりました。
掲載誌:Food Science & Nutrition(Wiley)
論文:Sasaki H., Matsumoto Y., Masutomi H., Ishihara K., Hirao K., Shibata S., Furutani A., “Acute and Second-Meal Effects of Oat Products on Postprandial Glucose Responses in Healthy Japanese Adults: A Randomized Crossover Pilot Study.” Food Science and Nutrition, in press, 2026.
論文:Sasaki H., Matsumoto Y., Masutomi H., Ishihara K., Hirao K., Shibata S., Furutani A., “Acute and Second-Meal Effects of Oat Products on Postprandial Glucose Responses in Healthy Japanese Adults: A Randomized Crossover Pilot Study.” Food Science and Nutrition, in press, 2026.
他にも株式会社カルビーさんとの共同研究の成果はこちら。
愛国学園短期大学は、時間栄養学を学べる国内唯一の短期大学です。「何を食べるか」だけでなく「いつ食べるか」に着目した時間栄養学の視点は、今回の研究とも深く結びついています。食べるタイミングと食品の組み合わせが一日を通じた健康管理につながることを、本学では学べます!
また、4月25日(土)13:00~は時間栄養学の体験授業があるオープンキャンパスです。
興味がある方は是非ご参加ください。